会員の皆様へ (2005年10月のご挨拶)

我が家の地震対策(2)

ムラサキシキブ

みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?
 暑い夏が終わり、「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざどおり、秋の彼岸が過ぎたあたりから、急に涼しくなってきました。
気候の変化で、体調など崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 我が家の庭のムラサキシキブの実も紫色に色づき始めています。インターネットで調べてみると、正確には、ムラサキシキブ科のコムラサキという植物のようです。ムラサキシキブより実がたくさん付くので園芸用には、こちらが普及しているとのことで、タキイ種苗のホームページによると実の大きいオオムラサキシキブや白い実のシロシキブなどがあるそうです。
 「紫式部」との関連は不明ですが、優雅な名前ですね。
 実は、きれいですが、毒があるため鳥は食べません。初冬まで残ります。

我が家の地震対策の続きについて

2005/9の「今月のご挨拶」で「我が家の地震対策」を記載しましたが、今月は、その続編です。
やはり、重要な課題です。何事も「命あっての物種」ですから。
 先月は、家具の固定とガラスの飛散防止に焦点を絞りましたが、これらの対策を取るために約2ヶ月近くかかりました。
 今月は、落下物のコントロールです。

危険な落下物

高いところにある物が落下して人体に衝突すると怪我をしますし、物によっては、生命を失うことにもなりかねません。
 高いところにある物は、床にある物より位置エネルギー(質量×高さに比例)が大きく、落下した際の運動エネルギーが大きくなります。危険の程度は、質量(重さと考えてよい)と高さで決まります。
 すなわち、重たい物や高いところの物は、危険ということです。
 具体的には、天袋や押し入れの中の物、天井の照明器具、絵画・写真の額、時計、エアコン等。
このように家の中には、危険な落下物が目白押しです。
 しかし、このような落下物の制御を行う前にやらねばならないことは、まず、次のことです。

不要品の廃棄

それは、不要品の廃棄です。当たり前のことですが、これが地震対策の要です。
 物があるから怪我をするので、なければ、怪我もしないことになります。
 しかし、まあ、これが難しいのですね。なかなか、捨てられない。(ステラレネーゼさん)。
 まず、その前に不要品と必要な物との仕分け(整理)ができない。(セイリデキネーゾさん)。
 整理は、とかく面倒です。(メンドウヨさん)
 早くもここで地震対策が挫折しかねません。ここは、天袋などの高所の物から順々に不要品を廃棄・リサイクルして解決していきましょう。我が家も、まだまだ、廃棄進行中が続いています。

天袋・押し入れ

天袋や押し入れの特に上段にある重い物、あるいは、剛性の高い物などは、下段等に移動します。
 また、我が家の天袋は、引き戸なのですが、引き戸ごと手前にはずれるおそれもありますので、引き戸のちょうど中間あたりの高さにロープを水平に引いておき万一に備えています。ロープは、自転車の荷台に荷物を固定するための弾力のあるロープが適しているようですが、手元になかったので、とりあえず、普通のビニールひもを使ってみました。
 まあ、見た目は、ご覧のように、あまりよくないですね。

照明器具

天井に組み付けられている照明器具は、まあ、だいたい、大丈夫かと思いましたので、特に対策を取りませんでした。
 しかし、引っかけシーリングで天井からつり下げられている照明器具については、天井と4本の針金で固定しました。

絵画や写真の額

必要でない物は、下ろしました。
 あるいは、布や紙でできている別の作品を下げるなど工夫しました。
下は、中は、麻布の作品、縁は、木製の額で軽量。

時計

壁に木ねじ等が埋め込まれ、それに時計が引っかけてあるものが多いです。木ねじを長い物に取り替えたりして落ちないようにしました。

エアコン

まだ、対策を取っていません。

終わりにあたって

では、今月は、ここまで。
 今後も時間ができましたらば、随時、更新していきたいと思います。
皆様、お元気でお過ごし下さい。
 

前回のご挨拶に戻る今月のご挨拶に戻る次回のご挨拶に進む