LANLANパソコン(東京パックス/南中野パソコン教室のLAN化日記)

16.フレッツISDNへの移行 2000/9/13

(1)お詫びとこれまでの経過

 長らく、「LANLANパソコン」コーナーの更新を怠っていた。
 ここにお詫び申し上げます。
 当コーナーは、99/5にWINDOWS/NT4.0サーバーにサービスパック4を適用したところで、中断していた。その後、サービスパックは、ご承知のとおり、現在、「6.0a」となっており、当方も適用済みである。
 そうこうするうちに2000/2にWINDOWS2000が発売され、WINDOWS/NT4.0は、残念ながら、旧バージョンのOSとなってしまった。2002年前半には、「WINDOWS2002」が発売されるので、2世代前のOSとなってしまう。
 ですが、現時点では、当方では、WINDOWS2000サーバーにアップグレードする予定は、立てていない。
 高かったんだから、使い倒すぞ、という意気込みである。
 従いまして(何がだ!)、本章及び次章では、当方のインターネット環境の変化について解説することして、お茶を濁させてください。
 まずは、旧聞に属しますが、フレッツISDNへの移行から。

(2)フレッツISDNの申込から開通まで

 手元の記録によれば、フレッツISDNの開通は、2000年の9月13日になっている。
 当方は、設立以来、ISDN回線を利用してダイヤルアップ接続でインターネットを利用していたのは、ご存知のとおり。
 具体的には、これまでの記事をお読みいただければ、お分かりになるが、ブレーンの「プロキシ97」(その後、「プロキシ2000」にバージョンアップ)をサーバーにインストールしてサーバー経由で各クライアントは、インターネットに接続していたわけである。
 現在であれば、複数台のパソコンからインターネットへ接続する場合は、ISDNルータという手段もあり、そちらの方が手軽なのであるが、当時は、そのようなものはなく、TAもMN128の初代という時代であったので、プロキシ97/2000の手を借りていたわけである。
 フレッツISDNに変更しても、ハード及びソフトの構成は、変わりませんです。
 変わったことは、まず、料金が固定制であること(当時、4500円、現在は、3600円)。
 また、専用の電話番号が用意されるので、ダイヤルアップ時のビジー状態がなくなることである。
 一方、プロバイダーは、フレッツISDNに対応する業者でなければ、ならない。
 残念、無念!
 当時、利用していた「べっこあめ」は、フレッツISDNに対応していなかったため、最も、割安な「ASAHIネット」を利用することにした。同社を利用した場合、たった、月額450円でフレッツISDNを利用することが可能になるのである。
 偉いぞ!ASAHIネット。
 このようなことを具体的に検討し始めた時期が2000年の6月頃であった。
 NTT東日本では、当初、「フレッツアイ」という名称でサービスを開始したが、すぐに現在の名称に変更になった。
 当時のニュースリリースによれば、NTT東日本は、フレッツISDNの正式運用を7/17から開始するとアナウンスしておる。
 記録が残っていないために正確には、分からないが、当方が申し込んだのが、8月の終わりか9月の初めで、前述のように9月13日から利用を開始したのであるから、申込から数週間で利用できたわけである。
 切替は、局内工事ですんだので、ダイヤルアップの設定のみを変更する必要があっただけである。
 その概要を次に記しましょう。

(3)フレッツISDNの設定

 アクセスポイントは、NTTの指定する電話番号になる。プロバイダーのアクセスポイントでは、ありません。ここは、大変重要である。
 次にプロバイダの接続アカウント名が、例えば、「aaa」の場合には、「aaa@プロバイダ名」のようにフレッツISDNへ接続するアカウント名を指定する。
 なお、パスワードは、プロバイダの指定したものを入力する。
 パスワードの変更は、ASAHIネットのホームページから行える。
 フレッツISDNへの移行に伴う変更は、この程度である。
 当方では、プロバイダをべっこあめから変更したためにDNSのIPアドレスとかネームサーバー名等は、当然、ASAHIネットの指定するものに変更する必要は、あった。

(4)フレッツISDNの感想

 フレッツISDNの売りは、定額接続である。これは、文句なく快適であった。
 なんと言っても、それまでは、インターネットを利用していても、電話料金のことが念頭から離れないため、どうしても、じっくりとHPを見ることができなかったから。
 なお、スピードは、それまでの利用形態と特に変化は、ないようであった。
 まあ、当然でしょう。
 個人で、しかもパソコン1台で利用する場合は、まあ、許される範囲内の速さかな、というのが利用時の感想である。
 ただ、インターネットで大きなファイル(~1MB以上)をダウンロードする場合は、やはり、ストレスを感じる。
 であるからして、インターネットエクスプローラのサービスパック等(10MB以上)をダウンロードする気は、起きませんでしたね。
 当方は、この後、半年あまりでフレッツADSLへ移行したわけであるが、日本全体で見れば、ここ数年は、(フレッツ)ISDNでインターネットを利用する人の割合が多いと思われるので、ホームページの製作にあたっては、このことを考慮しておかなくては、ならないのである。
 大手企業のホームページでは、あまりないが、トップページがやけに重たいページが、まだまだ、見受けられる。
 一体、何を考えてページのデザインをしているのか、デザイナーの独りよがりとしか考えられない。
 まず、HPは、伝えたい内容を適切な時間内(~5秒以内)に提供できなければ、失格であることを考えて欲しい。

(5)その他

 フレッツISDN利用時の補足をしておきましょう。
 まず、フレッツISDNは、NTT東日本及び西日本の提供するサービスである。
 次に利用してもしなくても定額であるということである。利用にあたっては、I(アイ)アイプランなどの利用も考慮して、フレッツの方が得かどうか、ご自分の利用時間、1回の接続時間(短時間の接続かまたは長時間か)を考えて決めて欲しい。
 設定内容等は、NTTからかなり丁寧なガイドが届きました。
 また、ASAHIネットからも(新規契約であったので)、分厚い説明書が届きましたので、新たにISDNを利用して始める方も迷うところは、少ないでしょう。
 詳細は、NTTのホームページをご覧下さい。
 http://www.ntt-east.co.jp/flets/
 また、ASAHIネットについては、下記をご覧下さい。
http://www.asahi-net.or.jp/info/nttipnew/index.htm


 まあ、こんなところでしょう。
 もっと、書かなければと思うのですが、済んでしまったことをこれ以上、説明するのは、
 疲れます。この辺で、お開きということにしたいと思います。