2002年10月のご挨拶

更新日:2002/10/1

 VB.NETを始める

VB.NETをはじめる

 ソ楽のページにも以前、書きましたが、久々にプログラミングの勉強を始めてみようと思い立ちました。
 遙か昔のCOBOLやBASICの時代は、ともかくとして、Windows上で直接、動作するプログラムを作るのは、なかなか敷居が高くて、これまで、手を出せませんでした。
  これは、DOSの時代にTurbo PASCALがオブジェクト指向を取り入れ始めた頃に、なんとなく、挫折してしまったことのトラウマでしょうか。
  しかし、近年、OfficeでVBAを使ううちにだんだんと、また、プログラミングにトライしてみようか、という気持ちが湧いてきました。
  そこで、Visual Basic 6.0(以下「VB6」)を習ってみようと思ったのですが、タイミングが良いのか、悪いのか、マイクロソフトは、OSを含めて、プログラミング環境をドットネットに移行することになったのです。
  これに伴い、VB.NETとしてVBを包含するものになりました。
  そこで、急遽、VBを止めて、VB.NETを習ってみることにし、早速、ヨドバシカメラから、「Visual Basic.NET Standard」、売価12800円也を購入しました。
 (いや~。安くなりましたな。2002/3発売。プロフェッショナル版は、148000円)

  その後、いろいろ、調べてみると、VB.NETは、VBを包含しているといっても、まず、動作環境として、既存のWindowsに加えて「.NET Framework」が必要になります。一部、文法の細かい点がVB6とは、異なっています。
 (VB.NETをインストールすると、「.NET Framework」は、自動的に導入されます。
 一般には、例えば、Windows Updateから導入することができます。
 現時点で、サービスパック2が出ていますので、適用を検討しましょう。)
  というように、VB.NETは、VB6と非常に似通った言語ではあるもののVB6とは、別物と考えておいた方がよいことが分かりました。

  ちょっと、がっかりしていたのですが、マイクロソフトによれば、VB6のサポートは、2005/6で打ち切られるとのこと、次期Windowsは、「.NET Framework」を最初から組み込んだものとなる見込みであること、などなどにより、気持ちがスタートしました。
  図らずも、日経バイトの2002/10号で「プログラミング言語の明日」という特集記事が組まれています。
 これを見るとVB6プログラマーの数は、全世界で320万人とのこと。この人達が、今後、どのような言語に移行したらよいか(移行していくか)ということが大きく取り上げられています。

  結論的には、VB.NETに移行して行くであろう、ということです。この点は、大手ソフト開発会社の間にニュアンスの違いはあります。
 ある社は、VB6プラグラマーにVB.NETよりC#を推奨しています。
 一方、別の社では、両者の間にできることの差が少ないため、苦労してC#に移行してもメリットは、少なく、VB.NETに多くが移行するであろう、としています。
  とうことで、長々書いてしまいましたが、今月から、VB.NETを勉強していきます。

  では、今月は、ここまで。
 皆様、お元気でお過ごし下さい。また、来月、お会いしましょう。

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